②オオカミさんの煩悩 部下に恋したエリート課長
…2時間が経過する。
「私ね、ああ、今年もまた『クリボッチ』かって…思ってた訳れすよ。…それが!れすよ」
「はっはっは。だろうな」
「おねーさん、ワインのおかわりっ!」
…熊野、ワリカンだからな。
「社内1の有望株、当社ランキング『抱かれたい男ナンバー3』のオオカミさんに誘われたんですよ?自慢話もしたいじゃないですか、ね?」
「俺は3か…」
「経理課の実花ちゃんにゆったら、何て言ったか分かります?『あんた、何をやらかしたの。』らって。言いましたとも。『ぶっ掛けました。』って!キー、悔ち~!」
「1位は社長、2位は専務ってとこか…おーい赤野?」
「…トーコちゃん…俺は?…ムニャ…」
…酔っ払いの会話は対話にならない。
「でもね、例えお説教でも…私ね、誘って頂いて、嬉しかったんです。…こっちに出てきて…一人で…皆が楽しそうな時、淋しかったから。…ぐすっ」
トロリとした目で、グラスを見つめる。
「赤野…」
健気な奴…。
今すぐ…押し倒したい!
「赤野、この後…」
俺が彼女に身を乗り出した時だった。
ピロリ~~ン♪
「私ね、ああ、今年もまた『クリボッチ』かって…思ってた訳れすよ。…それが!れすよ」
「はっはっは。だろうな」
「おねーさん、ワインのおかわりっ!」
…熊野、ワリカンだからな。
「社内1の有望株、当社ランキング『抱かれたい男ナンバー3』のオオカミさんに誘われたんですよ?自慢話もしたいじゃないですか、ね?」
「俺は3か…」
「経理課の実花ちゃんにゆったら、何て言ったか分かります?『あんた、何をやらかしたの。』らって。言いましたとも。『ぶっ掛けました。』って!キー、悔ち~!」
「1位は社長、2位は専務ってとこか…おーい赤野?」
「…トーコちゃん…俺は?…ムニャ…」
…酔っ払いの会話は対話にならない。
「でもね、例えお説教でも…私ね、誘って頂いて、嬉しかったんです。…こっちに出てきて…一人で…皆が楽しそうな時、淋しかったから。…ぐすっ」
トロリとした目で、グラスを見つめる。
「赤野…」
健気な奴…。
今すぐ…押し倒したい!
「赤野、この後…」
俺が彼女に身を乗り出した時だった。
ピロリ~~ン♪