二十年目の初恋
二人 3
「えっ? 本当か? 優華……。それプロポーズの返事だと思っていいのか?」
「妻 優華になってもいいの? 本当に私でいいの?」
「決まってるだろ。何回言わせる気なんだ?」
「何回でも言って欲しいの……」
背中から抱きしめる悠介の腕に力が込められ髪にキスされた。そう思ったら、くるっと回されて悠介に唇を塞がれた。ぎゅっと抱きしめられて深いキスに酔わされて悠介の背中につかまって、やっと立っていた。
唇が離れて悠介が私の目を見詰めながら言った。
「優華、愛してる。もう離さない」
「悠介、私も愛してる」
悠介の胸に抱きしめられた。やっぱりあったかい。この胸に私の全てを委ねよう。そう決めていた。
幸せにして貰うんじゃなくて二人で一緒に同じ道を歩いて行けると信じた。喧嘩することがあっても悠介とだったら、そのまま心が離れてしまうこともないと信じられる。悠介を信じられる自分の気持ちに懸けてみようと思っていた。
幸せでありたい。これからの毎日に悠介が居てくれる。生涯一緒に居ることを私が選んだのだから。
「ずっとこうしててもいいんだけど、温泉に来たんだから入るか、お風呂」
「うん。でも露天風呂は暗くなってからがいい」
「そうだな。じゃあ部屋のお風呂に入るか? ここは部屋も温泉のお湯だから」
「うん」
二人で一緒に、お風呂に入って湯上りには浴衣を着た。悠介も浴衣姿。いつもより、ちょっとだけ大人っぽく見える。私は肩までの黒髪を上げて襟足をすっきり見せた。
「優華、浴衣姿、色っぽいよ。良く似合う」
「悠介もカッコイイ。似合ってるよ」
「さっきの……。お風呂での優華も可愛くて素敵だったよ」
悠介に耳元で囁かれて襟足にキスされた。わざわざ言われて恥ずかしくて耳まで赤くなっているのが自分でも分かった。
悠介は私を恥ずかしがらせて面白がっているとしか思えない。
でもそれは意地悪なんかじゃなくて確かに悠介に愛されていると感じさせてくれるから……。
「妻 優華になってもいいの? 本当に私でいいの?」
「決まってるだろ。何回言わせる気なんだ?」
「何回でも言って欲しいの……」
背中から抱きしめる悠介の腕に力が込められ髪にキスされた。そう思ったら、くるっと回されて悠介に唇を塞がれた。ぎゅっと抱きしめられて深いキスに酔わされて悠介の背中につかまって、やっと立っていた。
唇が離れて悠介が私の目を見詰めながら言った。
「優華、愛してる。もう離さない」
「悠介、私も愛してる」
悠介の胸に抱きしめられた。やっぱりあったかい。この胸に私の全てを委ねよう。そう決めていた。
幸せにして貰うんじゃなくて二人で一緒に同じ道を歩いて行けると信じた。喧嘩することがあっても悠介とだったら、そのまま心が離れてしまうこともないと信じられる。悠介を信じられる自分の気持ちに懸けてみようと思っていた。
幸せでありたい。これからの毎日に悠介が居てくれる。生涯一緒に居ることを私が選んだのだから。
「ずっとこうしててもいいんだけど、温泉に来たんだから入るか、お風呂」
「うん。でも露天風呂は暗くなってからがいい」
「そうだな。じゃあ部屋のお風呂に入るか? ここは部屋も温泉のお湯だから」
「うん」
二人で一緒に、お風呂に入って湯上りには浴衣を着た。悠介も浴衣姿。いつもより、ちょっとだけ大人っぽく見える。私は肩までの黒髪を上げて襟足をすっきり見せた。
「優華、浴衣姿、色っぽいよ。良く似合う」
「悠介もカッコイイ。似合ってるよ」
「さっきの……。お風呂での優華も可愛くて素敵だったよ」
悠介に耳元で囁かれて襟足にキスされた。わざわざ言われて恥ずかしくて耳まで赤くなっているのが自分でも分かった。
悠介は私を恥ずかしがらせて面白がっているとしか思えない。
でもそれは意地悪なんかじゃなくて確かに悠介に愛されていると感じさせてくれるから……。