溺愛されすぎっ!!
つい、くすくす笑って許してしまう。



バタバタッとドアまで早足で歩き、羽海はあたし達を振り返った。



「なーなー。
早く帰ろうぜ。
今日の晩飯、月星が作ってくれるんだって!」



「……え?
月星が?」



久しぶりっ!



……っていうか……。



「今日も、ママ達、帰り遅いの?」




驚いて、隣の月星の顔を見上げる。
< 105 / 347 >

この作品をシェア

pagetop