溺愛されすぎっ!!
あたしの後、月星の家から出てきた羽海が、あたしの顔をのぞきこむ。
「ううん。
なんでもない」
そう言って、すぐに笑顔を作ったけど……。
本当は、なんでもなくなんか、全然なかった。
だって……。
あたし……。
月星に、キスされそうになったんだもん。
抱きしめられて、髪を優しく撫でられて。
「ううん。
なんでもない」
そう言って、すぐに笑顔を作ったけど……。
本当は、なんでもなくなんか、全然なかった。
だって……。
あたし……。
月星に、キスされそうになったんだもん。
抱きしめられて、髪を優しく撫でられて。