溺愛されすぎっ!!
「…………」



でも、羽海は……。



いつもみたいに、目を合わせて笑ってはくれなかった。



しきりに、耳のあたりの髪の毛を気にして。



そして、ぽつんと、悲しそうな瞳で言った。



「彼氏が欲しいならさ。
あーや、月星にしとけば?」



「……え?」



「あーんないいヤツ、どこにもいないし」
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