溺愛されすぎっ!!
あれ? 羽海は?
「綾音?
どうした?」
休憩時間とともに、月星があたしの席に来てくれた。
「なんか、顔色悪いけど?」
そう聞いてくれる月星の存在が、ものすごーくありがたい。
月星や羽海がそばにいるときは、西口くん、あたしに近づいてこないから。
そう思って、ホッと胸をなでおろす。
「なんでもない」
「……そ?」
月星は、トイレに立ったなっちゃんの席に、横向きに腰をおろした。