溺愛されすぎっ!!
教科書で、顔に風を送る。



まずいよ。



月星とふたりだと、この前のことを思い出しちゃう。



羽海は……。



どこかな?



早く来てよー。



そう思いながら、教室の中をきょろきょろ見回したけど……。



羽海の姿は、どこにもなかった。



「……あれ?
羽海がいない」
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