溺愛されすぎっ!!
「……そ、そうだけどっ」



「だーかーら。
ごめんっ」



羽海は、両手を顔の前で合わせて、謝った。



「月星とふたりで、帰ってくんね?」



「…………」



どうしたの? 羽海。



なんで……。
そんな顔で、そんなことを言うの?



口元は、笑ってるのに……。



まるで、泣いてるみたいだよ。

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