溺愛されすぎっ!!
とぼとぼとぼ……。



学校までの道のりを、がっくり肩を落として、ゆっくり歩く。



なんだかんだ文句を言いつつ……。



あたし、月星と羽海と一緒にいられて、今まで楽しかったんだな~。



ひとりは、ツライし、すごくさみしい。



学校に着くまでの道や電車の中で、何人かの男の子に話しかけられたけど……。



あたしは、うまく答えることができなかった。



あまりに落ち込みすぎてて、ずっと上の空だったから。
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