溺愛されすぎっ!!
羽海、ありがと。
「カッコ悪いとこ……。
見せちゃったな」
月星が部屋を出て行くと……。
羽海が、ばっさり頭からお布団をかぶった。
「俺、トレーニング、一生懸命がんばったのに」
くぐもった声が聞こえる。
「ごめんね、羽海……」
あたしは、お布団の上から、軽く、痛くないように羽海の体を抱きしめた。
「痛かったよね。
ごめんね、あたしのせいで」