溺愛されすぎっ!!
月星には、敵わねー。side羽海
あとから行くって言ったクセに。
結局、体のあちこちが痛くて、ずっと寝ていた保健室。
さっきまで、ずっと付き添ってくれていたあーやは、いない。
体育着から制服に着替えるって言って、出て行った。
だからっていうのも、あるけど。
顔を出してくれた月星に、俺は素直に、思ったことを口にした。
「やっぱ、月星には、敵わねーな」
もちろん、本心。
だって……。