溺愛されすぎっ!!
そのことを……月星にはもちろん、羽海にも言わなくちゃ。



そう思って、口を開こうとした。



でも……。



「あっ。
いたいたっ、綾音っ♪
早く遊ぼっ!!」



ビーチボールを持ったなっちゃんと実里ちゃんが呼びに来てくれたから……。



あたしは、自分の気持ちを……。



月星にはもちろん、羽海にも言えなかった。



でも、大丈夫だよね。



夏休みは、まだ始まったばかりだし。

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