溺愛されすぎっ!!
「……ったく。
綾音は、子供みたいだな」



クスッと小さくキレイに笑う月星くん。



「子供でもいいもーん。
だって、楽しみなんだもーん」



あたしは、カバンを持ったまま、くるくるっとその場でまわった。



「はいはい。
わかった、わかった。
でも……」



そう言いながら月星は、あたしの髪をサラッと撫でた。



「他の学校のヤツらとか、清水学園でも、男子には気をつけろよ」
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