溺愛されすぎっ!!
「綾音の声、可愛すぎ」



「……っ」



ささやきながら、髪を撫でる手が優しい。



「もっと、たくさん、聞かせてよ」



耳元で囁く低い声がつやっぽい。



「一生、手放してなんかやんねー」



そう言いながら、頬を撫で……。



月星は、あたしの手をとり、左手の薬指にキスをした。



「やべー。
綾音と早く結婚したい」
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