溺愛されすぎっ!!
月星と同じように、あたしの耳、ピアスのあたりを触る西口くんの腕を掴んで振り払う羽海。



その荒々しさに驚いていると……。



「ざーんねん」



西口くんは、ふたりを振り向きざま、ニヤッと笑った。



「もう少しで口説き落とせそうだったのに」



「……は?」



ピクッっと……。



不機嫌そうに片眉を上げる月星。



それに対して、西口くんは、あっけらかんと……。
< 65 / 347 >

この作品をシェア

pagetop