溺愛されすぎっ!!
羽海の……西口くんをつかむ力が弱まった気がした。



「それに。
俺、体調が悪いっていう香月さんを、保健室に連れてきてやったんだけど」



「…………」



なんか……西口くんの口調が、さっきと変わった気がした。



「だから、感謝してほしいな。
おまえらの友情にピリオドを打ってやろうとしたことも含めて、全部」



「……ピリオド?」



月星がまた、片眉をピクリと動かした。



「そ。
だって、俺。
香月さんとは、友達になりたいわけじゃないし。
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