溺愛されすぎっ!!
羽海がキレそうになったのも、驚いたけど。



でも、全然たいしたことじゃない。



……よね?



自分自身に確認するように、首を横に傾けた。



そのとたん……。



「あっ、香月さんっ」



クラスで派手めの森口双葉(もりぐち わかば)ちゃんが、4~5人の女子に囲まれながら、あたしの元にやってきた。



「聞いたよ~。
羽海くん、スポーツテストで、西口くんと勝負するんでしょ?」
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