あたし、彼女?
ごめんね。ごめん。
飛鳥、ごめん。
「飛鳥、来てくれて、ありがとう……」
ズズッと鼻をすする私に、
飛鳥の手が延びてきて、
たくさん赤い線のはいった頬を優しく撫でては、そこに優しいキスを落としてきた。
優しくて、甘い。
飛鳥の唇が何度も私の頬に瞼に触れる。
触れたところが熱くなってうずく。
少し見つめあって……飛鳥は私の唇にキスを落とした。
何度も何度も。角度を変えながら、優しいキスを。