誰にでも優しい上司に困惑
「このマンションで二人で暮らそう、それで、子供たくさん作って、そのうちマイホームを持ってさ…」
その言葉に更に溢れる涙に
さすがの大智さんも苦笑い
泣きすぎ、
「凛さん、キスしたい」
そう言って、触れるだけの
優しいキスをくれた
「よし、まずはお風呂に入って今日の疲れを流そう!!それから……あっ、飯も食わなきゃ!体力つけたら、凛さんを堪能するぞー」
そう言って立ち上がる大智さん
『た、た、た、堪能って、なんでスカ!』
ようやく治まった涙
涙の次は変な汗だ
堪能って、あれだよね?
そう考えたら恥ずかしすぎ
「よしっ、一緒に風呂入るぞ!風呂ができるまでに飯食っちゃおう」
『へ?……一緒に?……無理無理!絶対無理だからっ!』
っと拒否をしたけど
大智さんは全く聞いていない
タイミングよく?
インターホンが鳴り大智さんは
鼻歌を歌いながら行ってしまった
全てが大智さんに仕組まれていた事を
私が知ったのは
大智さんが私を堪能した後だった
【Fin】