誰にでも優しい上司に困惑
純也さんには気づかれたけど
大智さんには気づかれていない
なら、気づかれないようにしないと……
大智さんからお風呂から上がると
しばらくして純也さんと友理ちゃんが帰ってきた
友理ちゃんはやはりぷりぷりと怒っているようで、純也さんがゴマをすっている姿を見て大智さんと二人で笑ってしまった
友理ちゃんと次の休みに買い物に行こう、と話になった
「友理、凛さんにセクシーな下着選んでこい、凛さん意外と柔らかい色しか持ってないんだ」
なんて、大智さんが言いだすもんだから
私は慌ててしまった
なぜ知っているっ!
下着だけは自分の部屋に干していて
大智さんの目に触れないようにしていた
『い、い、いいじゃないですかっ!』
本当に恥ずかしくて顔から火が出そうだ
了解っ、言いながら
友理ちゃんは大智さんから
お金を巻き上げている
大智さんと友理ちゃんは
何色がいい?透け感は?
二人で話し合い始めてしまい
もう、どうしていいかわからない
純也さんは機嫌が直った友理ちゃんを見ながら、笑っている
なんだか、こういうのいいな…