誰にでも優しい上司に困惑



あまりにも楽しい日々と
松川さんの事で、すっかり忘れていた




「夜、私達がいつも集まっているバーに行かない?純也も大智もいるだろうし」



私と友理ちゃんはショッピングモールに来ていた
友理ちゃんは大智の言いつけ通り
ランジェリーショップに私を連れてきて
店員さんと一緒になって
私をマネキンにし、決めていた


『……ちょっ、友理ちゃん。流石にコレは恥ずかしいよ』


下腹部の部分とお尻はレース
大事な部分だけ隠されているショーツ


「えー、大智はレースが一押しって」


『無理無理無理っ!恥ずかしすぎっ』


どう見ても、無理だと思う
店員さんと友理ちゃんが下着を選んでいる間、私は陳列されている部屋着を見ていた



んー、可愛いな……
こういうのは大智さん、喜ばないのかな?


可愛い女の子が着るモコモコだ
考えていたらスマホの振動に気がついた


画面を見れば、大智さん


夜にバーで落ち合おうという内容だった
返信しようと思ってタップした時
ふと、大智さんにモコモコの画像を送ってみた



【これ、どうですか?】
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