好き、でした (完)
2人で、帰る道は…なんだか嬉しかった。
瑠李には、悪いけど…やっぱり好きだ。
実感してしまうだけ。
なら、諦めるのを止めて言ってしまおうか…?
ううん、それはダメ。
瑠李と私は親友だから…っ。
「いらっしゃいませー」
店員の明るい声で、思考が遮断された。
「ねえ、何買う?」
「え、?アイスじゃなかったの?」
「俺はね?杏ちゃんは?」
「私は…んーー、じゃあ私もアイスかな」
なんとなく、一緒にしたかった。
「お、いいね!俺、抹茶かな」
「私も、抹茶なんだけど…」
「まじか!!気があうのかもな!俺ら」
ーズキン
こんなこと、言われて嬉しいはずなのに心は痛い。
でも、今日だけ…今日だけ。
瑠李には、悪いけど…やっぱり好きだ。
実感してしまうだけ。
なら、諦めるのを止めて言ってしまおうか…?
ううん、それはダメ。
瑠李と私は親友だから…っ。
「いらっしゃいませー」
店員の明るい声で、思考が遮断された。
「ねえ、何買う?」
「え、?アイスじゃなかったの?」
「俺はね?杏ちゃんは?」
「私は…んーー、じゃあ私もアイスかな」
なんとなく、一緒にしたかった。
「お、いいね!俺、抹茶かな」
「私も、抹茶なんだけど…」
「まじか!!気があうのかもな!俺ら」
ーズキン
こんなこと、言われて嬉しいはずなのに心は痛い。
でも、今日だけ…今日だけ。