危険だって、いいじゃない！

「初めまして！星高校からきました。橋本英太です。よろしくお願いします！！」

昨日の夜は緊張と慣れない場所でなかなか寝れなかったが元気よく挨拶をした。
中学の時は同級生から距離を置かれてしまい、あまりいい思い出はなかったが高校こそは！と思い練習をしてきていた。
「ねえねえ！」
急に後ろから声をかけられびっくりしていると
「俺、朝比奈裕って言うんだ！よろしくな！！」
朝比奈裕、、、彼は完全にスポーツ 系らしくこの後の授業では体育が一番輝いていた。
彼とはすっかり仲良くなり、とても楽しい１日だった。
「そういえば、英太。」
「なに？」
「お前って、寮？」
「うーん。寮と言えば寮なのかなぁ。」
「なんだそれ。今日行ってもいい？」
「うん。いいよ。」
別に構わない。
完全に一人だし。
「じゃー決まりな！」
彼は笑顔でそう答えた。