You…
そのぶん人気で、観覧車を待つ列には、たくさんのカップルが並んでいた。


「俺たちも行こ!」

瀬川先輩に自然と手を引かれて、列の最後尾へ。



30分も並ばないうちに、あたしたちに順番が回ってきた。


あたしが先に乗り込み、そのあとに瀬川先輩が入ってきて、あたしと向かい合うように座る。


この、狭い空間に瀬川先輩と2人きり…。


今までよりも、先輩との距離が近く感じた。
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