You…
「いいじゃん、晃なんだから〜♪」

あたしはペロッと舌を出す。


だって、晃だもん。

男だからとか、女だからとか、晃の前ではそんなのいらない。


どちらかと言うと、晃はあたしの兄弟ような存在。

家族と変わらないから、晃に対して恥じらいもない。


ヘン顔だって、寝顔だって、なんでも見せれちゃう。



「あ!これこれ〜♪」

あたしはお目当てのマンガを見つけて、晃のベッドにダイブする。
< 11 / 437 >

この作品をシェア

pagetop