You…
その音は、あたしの教室から聞こえたような気がした。


…まだ、教室にだれか残ってるのかな?

でも、電気は点いてないっぽいし。


あたしは徐ろに、教室のドアに手を伸ばした。

…そのときっ。


「……っ!!」


あたしはとっさに、ドアの陰に隠れるようにしゃがみ込んだ。


予想もしなかった光景が目の前に飛び込んできて、すごい速さで心臓がバクバクしている。
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