You…
へー、あたしのことが好き。

なーんだ、そんなことー…。


「…ぇえっ!?」


思いも寄らない先輩の発言に、あたしは喉から変な声が出てしまった。


瀬川先輩が…あたしのことを好き…?

それって…つまり、告白なんじゃ……。


「…ごめんっ。唐突すぎて、びっくりさせちゃったよね」

「は…はぃ」


ほっぺたをつねってみると、痛かった。

でも今でも、夢か現実なのかわかっていない。
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