You…
学校帰りに、先輩と寄り道。

あたしたちのバックには、美しい夕日…。


どこか、ロマンチックな風景だった。


すると瀬川先輩は、徐ろにあたしの手を握った。


「…先輩?」


あたしは顔を覗き込んでみるが、無言で手を握る先輩。


どうしたんだろう、急に…。

あたし…、なにかしたかな…?


心当たりがなく、不安に思っていると…。


「…奈々ちゃん。変なこと…言ってもいい?」
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