You…
だって、気づいてしまったんだ。


あたしは、…晃のことが好きだということに。



それから、数日後。


「奈々。今日買ってきたところなんだけど、いっしょに見ないっ?」


優花が1冊の雑誌を持って、あたしのところにやってきた。

それは、女子高生の間で人気のあるファッション雑誌だった。


優花は毎月買っているらしく、あたしは優花から借りて読んだりする程度。
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