You…
だったり。


晃には笑われちゃうかもしれないけど、それなりに毎日楽しく過ごしている。


…でも、今でも拭い切れていない。



“俺は、お前が好きなんだよ”


あの日…。

晃に、公園で告白されたとき…。


“奈々の気持ちは…?”

“…あたしの気持ちは……”


なんで、あのときに『好き』と言えなかったのか。


…その後悔だけが。


晃がいなくなるとわかっていれば…。
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