You…
ピッピ---!!!

グラウンドに着くと、ホイッスルが響き渡った。


どうやら、1試合目が終わったところのようだった。

タイミングよく、30分の休憩時間に入る。


「晃ーっ!」

あたしは運動場の端から、パスの練習をしている晃に向かって叫んだ。


その声にすぐに晃も反応してくれた。


「奈々、どうしたんだよっ?」

驚いた顔をして駆け寄ってくる晃。
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