You…
晃と優花もいてくれたら、きっといつもの感じで楽しいはず。



「晃、聞いてる?」

「…なんだよ」

「だから、どっちの服がいいと思うっ?」


あたしは両手に服を持ったまま、ゲームをする晃とテレビとの間に割って入る。


「見えねぇよ」

「なら、考えてよっ」

「んじゃあ…、Tシャツでいいんじゃね?」


晃は面倒くさそうに、ボーダーのTシャツを指差した。
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