私は必要なの!?
私は入学式の時間まで保健室で休んでた。省太兄ちゃんも大丈夫かな?私のことがあるからって絶対に無理してるよね?


拓哉兄ちゃん「起きたか?みんなもう講堂だぞ。行けるか?」

私「うん。もう大丈夫!拓哉兄ちゃん、省太兄ちゃんは?」


拓哉兄ちゃん「あいつならお前の横で寝てるぞ。」


私「あっ!本当だ。省太兄ちゃん!起きて!」


省太兄ちゃん「ううん?あぁ、菜乃花大丈夫なのか?」


私「私は大丈夫だから。省太兄ちゃんこそ無理し過ぎなんじゃない?」

拓哉兄ちゃん「2人とも大丈夫なら講堂行くぞ。後、五分ではじまるから。」


私・省太兄ちゃん「はーい。」




講堂で・・・・・・。

校長「これから第54期入学式をはじめます。全員起立、校歌斉唱。」

楓(小さな声で)「菜乃花大丈夫なの?」


私(小さな声で)「うん。もう大丈夫!」





校長「これで第54期入学式を終わります。この後、教室でホームルームがあります。下校は11時30分です。前の人から教室に戻ってください。」


教室までの廊下で・・・・・・。


楓「菜乃花、良かった。あっ!でも省太兄ちゃんは?」

私「やっぱり、楓も気づいてたんだ!今はもう大丈夫みたいだよ。ホームルーム終わったら教室に迎えに来るって2人とも。」

楓「そっかー。なら良かった!」


教室の中で・・・・・・。

担任「朝の会でも紹介したが、後藤さんが戻ってきたからもう1回出席番号順に自己紹介!」

自己紹介タイム・・・・・・。

担任「今日のホームルームはこれで終わり。明日は4時間だからな。」


日直「起立!さようなら。」

全員「さようなら。」

ガラガラ・・・・・・(後ろのドアが開く)。


拓哉兄ちゃん「菜乃花、かえるぞ。楓ちゃん、ありがとうね。」

私「うん。バイバイ、楓。」
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