佐々倉のカノジョ。-second-
「おっはよーう!どしたの璃乃。なんか……」
教室に入ると、真っ先に飛び付いてきたみのりんが私の異変に気づく。
「へへ……実は、振られちゃって」
「……へっ?」
そりゃ、驚くよね。
昨日までは普通だったもん。
私も、びっくり……。
「璃乃……」
「っ……ごめん、みのりん……」
あれだけ泣いたのに、まだ涙が出る。
「話、聞くから!屋上いこ!」
みのりんに連れられ、教室を出る。
みんなに泣いた見られちゃったかな?
でも、そんなの、気にしてる余裕、ない……。