聖夜の夜に…
3日後。
新幹線に揺られながら窓の景色を眺める。
段々と都市街から、緑色へと変わってゆく風景。
3日前に言われた言葉は残酷で、
簡単なものだった。
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「穂花すまない。
私達実は離婚することにしたんだ。」
そうなんともない顔で話すお父さん。
なんとなくわかってた。
2年前から毎日の怒鳴り声。
お母さんの泣き声。
だから私は驚きもしなかったし悲しくもならなかった。
だけど、
次の言葉に私は怒りを覚えたんだ。