聖夜の夜に…


3日後。

新幹線に揺られながら窓の景色を眺める。

段々と都市街から、緑色へと変わってゆく風景。

3日前に言われた言葉は残酷で、

簡単なものだった。






______
_________
____________



「穂花すまない。
私達実は離婚することにしたんだ。」

そうなんともない顔で話すお父さん。

なんとなくわかってた。

2年前から毎日の怒鳴り声。

お母さんの泣き声。

だから私は驚きもしなかったし悲しくもならなかった。

だけど、

次の言葉に私は怒りを覚えたんだ。



< 15 / 50 >

この作品をシェア

pagetop