聖夜の夜に…
「私だけならまだしも駿はまだ小学一年生ですよ。
よく考えてください。
自分たちの勝手で結婚して子供作って、
なら最後まで責任持ちましょうよ。」
そういうとお母さんは血相を変えて私を打った。
「勝手で結婚したんじゃないわ!
私には愛してる人がいたのよ!
なのに!なのに!一回関係を持ったこの人との子が、あなたができて、私はこの人と結婚せざるおえなかったのよ!」
そうヒステリックに叫ぶお母さん。
わかってた。
お父さんとお母さんが愛し合ってなかったことなんて、
私のことを愛してくれてなかったなんて。
だけど、少なからず信じてた。
私は望まれて生まれた子なんだ。
って、
それを生きる意味にしていた。
なのに、違かったんだね。
それから私はなにも言えず、
そして、今日私達はお母さんの故郷へと向かっている。