聖夜の夜に…



三日間家から出してもらえなかった。

その間に誰か来たみたいだけど部屋からも出してもらえず、

お父さんが追い出していた。

そして、バイトも辞めさせられた。

スマホも壊されて、

それは前の生活を忘れろ。

そう言われたみたいだった。

サンタさんにも会えなかったな。

そう思って目をつむれば

なぜか浮かぶ柴崎の笑顔。

頬を滑る涙。


好きじゃないはずなのに、

好きなはずないのに、



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