聖夜の夜に…


私はゆっくりと受け取って、中を開けると


ここから新幹線が出る駅までの切符と

私が以前住んでたところまでの新幹線の切符だった。

そして、それと一緒に7万円が入っていて、

言葉を失った。


「お母さんからのクリスマスプレゼント。

柴崎君に会いに行ってきなさい。

お父さんには連絡してあるから。」

と笑って私にいつの間に用意したのか荷物を差し出してきて

コートとマフラーを私に装備させると

優しく背中を押してくれたお母さんに

私は泣きそうになりながらありがとう。

伝えて、

家を飛び出した。


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