聖夜の夜に…

クリスマスの夜に…




新幹線がホームに着いた。

私は荷物を掴むと外に飛び出した。

人ごみの中を駆け出す。

柴崎。柴崎。

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【穂花か?!】

「柴崎、好きだよ。」

気づけば口から出ていた言葉。

柴崎はしばらく無言になると、

【俺のが好きだよ。】

そう返してきた。

嬉しくて、柴崎からの好きが懐かしくて

すごく涙が溢れたんだ。

「柴崎、今会いに行くね。」

【…は?】

「今ね、新幹線で、もう少しで着くから待ってて。」

【…桜公園で待ってる。】

「わかった。」


桜公園。

サンタさんとのたくさんの思い出の公園。



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