聖夜の夜に…


「サンタ、さんっ。」

公園のベンチの街灯に照らされて

白い粉が空を舞っていて、

寒いはずなのに、サンタさんに抱きしめられているからなのか、

すごく暖かく感じたんだ。


それから気づけばサンタさんに会いに行くことが増えて、

私の話にずっと聞いてくれて、だけどサンタさんの声を聞くことはなく

サンタさんに会えなくなってしまったんだ。



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