『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
佐久間の腕を振り解くとシャワールームに向かった。15分後、部屋に戻るとテーブルの上にコーヒーが置かれていた。

紗織:『はぁ~♪いい匂い♪♪』
涼太:『紗織さんのいつも買ってるコーヒーと同じだよ』
紗織:『ありがとう!…やっぱり涼太のコーヒーは最高だね(笑)』
涼太:『やっぱ紗織さんが喜んでくれるのが一番だわ(笑)』
紗織:『ねぇ…私も「さん付け」は嫌だな…』
涼太:『え?あっ、ごめん…(笑)そ、そうだ、昨日言いそびれたんだけど、俺、CMの話が来たんだ!』
沙織:「え?!ホント?!」
涼太:「うん!昨日 事務所から話があって…最初に…沙織に報告したくて待ってたんだ(笑)」
沙織:「凄い!涼太凄いよ!!やったぁ!!」

二人は抱き合って喜んだ。

それから幸せな生活が始まった。なかなか自分の気持ちをうまく伝えられず ぎこちない時もあったが、2人は笑顔が絶えな未来を見詰めているのだった。

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