『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
直希:『あの時、アイツに邪魔されたけど…俺はお前が好きだった』

思わぬ言葉に倉橋は顔を上げる。佐久間はそれを ただ見詰めていた。

直希:『俺、会社じゃ嫌われてるだろ?お前くらいだったよ、それでも俺にかかってくるのは(笑)』
紗織:『…そんなつもりは無かったですけど…』
直希:『ま、結果アイツに完敗なんだけどな(笑)』
紗織:『 … 』

佐久間はポケットに手を入れたまま2人の話しを聞きていた。

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