『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
牧田は席に戻るとガッツポーズしながら嬉しそうに笑った。

牧田:「マキさん、俺頑張るんで色々教えて下さい!」

喜びでいっぱいの牧田を見ながら、一人首を傾げる。

魚住:「…今…名前で呼ばれた??」

よほど嬉しかったのだろう。テンションが上がりすぎて、きっと周りがみえていない…そう思ったら何だ少し可愛く思えた。
その時、背中にゾクッとする何かを感じた。振り返ると女子社員の嫌みな視線が向けられていた事に気付く。思わず何も無かったかのように喫煙ルームへ逃げ出した。


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