『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
魚住:「どっちでもいいよ」
日下:「ごちっ!」

そう言うと缶に口を付けた。

日下:「…なぁ、お前 何かあった?」
魚住:「え?…別に?」
日下:「…そぉ。ならいいんだけど」

日下の言葉と同時に牧田が入ってきた。

牧田:「お疲れ様です」
日下:「お疲れ」
魚住:「あ、そうだ。牧田、明日は朝から外回りしよう。お店の内装を色々見て参考にしないとね」
牧田:「はい!!マキさん 」

…牧田はワザと名前で呼んでいた。

魚住:「じゃ、よろしく」

魚住は気付かない振りをして喫煙ルームを後にした。


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