『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
それぞれの企画を一通り説明し 建設予算や期間を話し終えると、2人は嬉しそうに何かを相談をし始める。
暫くすると、奥さんが笑顔で口を開いた。

女性:「あの…このBの図面ですけど…」

奥さんの言葉に牧田が身を竦める。

女性:「凄く素敵ですね(笑)最初はAのアンティークな感じの喫茶店にするつもりだったんですけど、Bみたいな感じの内装も素敵…」

魚住:「この図面は、牧田の提案なんです」

その瞬間、驚いた顔で牧田が魚住の顔を見る。

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