『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
徐に腰を上げると、日下は牧田に近付いた。
日下:「じゃ、俺は帰るから(笑)!」
牧田の肩を叩くと日下は軽く手を上げた。
魚住:「ちょっと日下?!」
日下:「なぁ牧田、アイツが泣くような事があったら、お前の事 本気で殺すから。覚えとけよ」
魚住:「…?」
小声で話す2人に魚住が困惑していると、日下は笑顔で振り返り 去って行った。牧田はそんな日下の背中に、深々と頭を下げる。