『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
魚住:「まったく…何なの?日下も…牧田も」
牧田:「…すみません」
魚住:「……」
牧田はバツの悪そうな顔をしてベンチに座った。
魚住:「日下に変な事聞くなっての。アイツ笑ってたし…」
牧田:「…俺、本気でマキさんと日下さんって付き合ってるんだと思ってました。でも、違うって言われても、お互い『恋愛感情』に気付いてないだけなんじゃないかって…思って…気になって…」
魚住:「やめてよ(笑)」
牧田:「笑わないで下さい」
牧田は急に真剣な眼差しを向ける。