『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
③
ある日の事 - 。
休憩室で煙草を吸っていると、受付で同期の「三浦 華」が駆け寄ってきた。
華 :『紗織、やっと見つけた~』
紗織:『華、どうしたの?』
華 :『今夜暇でしょ?』
紗織:『え?』
華 :『お願いがあるんだ』
そう言うと笑顔で紗織を見詰めた。
紗織:『…嫌だ…』
華 :『何でよ?!まだ何も言ってないでしょ??』
紗織:『じゃあ何?』
華 :『今夜合コンが…』
紗織:『パス!』
華 :『早い~!!!』
三浦はムスッとした顔をして倉橋を見る。