『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
しばらく歩いていると「待って!」と呼び止められる。振り向くと佐久間が息を切らして走って来るのが見えた。
涼太:『紗織さん、待って!』
倉橋の前まで来ると、佐久間は膝に手を当てて息を整える。
涼太:『はぁ…はぁ…。良かった、追い付いた(笑)』
紗織:『どうしたの?まだ皆 飲んでるじゃないの?』
涼太:『会社、こっちなの?』
紗織:『…え…?』
涼太:『…本当は仕事じゃないんでしょ(笑)』
紗織:『 … 』
倉橋がうまい言い訳が思いつかず しどろもどろになっていると、それを見ていた佐久間が笑った。
紗織:『…嘘ついてごめん。でも、佐久間くんまで抜けて来ちゃって良かったの?』
涼太:『俺も明日 稽古があるから、そろそろ帰ろうと思ってたんだ』
紗織:『…そう』
涼太:『紗織さん、待って!』
倉橋の前まで来ると、佐久間は膝に手を当てて息を整える。
涼太:『はぁ…はぁ…。良かった、追い付いた(笑)』
紗織:『どうしたの?まだ皆 飲んでるじゃないの?』
涼太:『会社、こっちなの?』
紗織:『…え…?』
涼太:『…本当は仕事じゃないんでしょ(笑)』
紗織:『 … 』
倉橋がうまい言い訳が思いつかず しどろもどろになっていると、それを見ていた佐久間が笑った。
紗織:『…嘘ついてごめん。でも、佐久間くんまで抜けて来ちゃって良かったの?』
涼太:『俺も明日 稽古があるから、そろそろ帰ろうと思ってたんだ』
紗織:『…そう』