『 忘れかけてた恋の色 』~ 短編 2部作~
紗織:『ねぇ、同じマンションだっていつから知ってたの?』
涼太:『19の春に越してきたから…もう3年以上前…かな』
紗織:『え、そんなに前なの?!』
涼太:『コーヒー屋でバイト始めて2年くらい経つんだけど、その時に「同じマンションの人だ」って気付いたんだ』
紗織:『そっか…』
涼太:『ねぇ、どうして今日の合コン 途中で抜けようと思ったの?詰まらなかった?』
紗織:『違うの、詰まらなかったとかじゃなくてね、華みたいに誰とでも笑顔で話せない事とか、自分から誰かに飛び込む勇気がない事とか…色々思い知ったの。それに、それを引いて見ている自分がいてさ…。そしたら、「私 何やってんだろう」って…虚しくなって…』
涼太:『19の春に越してきたから…もう3年以上前…かな』
紗織:『え、そんなに前なの?!』
涼太:『コーヒー屋でバイト始めて2年くらい経つんだけど、その時に「同じマンションの人だ」って気付いたんだ』
紗織:『そっか…』
涼太:『ねぇ、どうして今日の合コン 途中で抜けようと思ったの?詰まらなかった?』
紗織:『違うの、詰まらなかったとかじゃなくてね、華みたいに誰とでも笑顔で話せない事とか、自分から誰かに飛び込む勇気がない事とか…色々思い知ったの。それに、それを引いて見ている自分がいてさ…。そしたら、「私 何やってんだろう」って…虚しくなって…』